阪神高速道路の地下化構想(2)

9月11日の神戸市長会見で、海軍操練所跡に展示施設を新たに整備することについて発表があったが、それに関する市長の説明の中で注目すべき発言があった。それは、阪神高速3号神戸線を「付け替える」計画があるとの発言だ。 その一節を抜き出すと、次のと…

神戸の土産物について

久方ぶりに各地の主要都市を訪れると、その発展ぶりには目を見張るばかりだ。当時は古めかしく、のどかな地方都市という雰囲気を漂わせていたが、今では大規模な整備、都市改造が行われ、新しいターミナルビルには垢抜けた最新の商業施設が軒を連ね、多くの…

WDBホールディングスが神戸に本社移転

理系研究職の人材派遣大手、WDBホールディングス(HD、姫路市)は14日、神戸・旧居留地で建設中の自社ビルに、今年10月、本社を移すと発表した。事業拡大を目指す中、神戸への本社移転により、関西全域からの人材獲得を図る。 (神戸新聞 2025/5/14…

神戸空港 国際線就航開始後の課題

記者: 今ポートライナーに絡んで神戸空港の話が出ましたが、今後2030年に向けて、先ほど神戸が飛躍していくためのビジョンを語ってらっしゃいましたが、乗り越えていくための課題というか、ステップとして、ポートライナーも1つあると思うんですが、ほ…

新・広島駅ビルの衝撃

先日、数年ぶりに広島を訪れ、JR広島駅の現況を見ることができた。現在、広島駅では大規模な整備事業が進められており、3月には新駅ビルが開業し、この8月3日には整備事業の目玉とも言える「駅前大橋ルート」が営業開始したばかりだ。 広島駅ビル 広島…

みなとのもりスーパーアリーナ構想

ジーライオンアリーナ神戸開業3カ月 初年度施設稼働率「80%以上に」 渋谷社長、好調な滑り出しに手応え 神戸港の新港地区に新たな集客施設「ジーライオンアリーナ神戸」が開業し、3カ月が過ぎた。運営する「One Bright KOBE」(ワンブライ…

父母の面影

先年、相次いで父母を亡くした。 自分がこの世に生まれてから、その存在を疑うこともなく、あれほど確固としてゆるぎなく見えた父母がこの世からいなくなってしまった。しかし、生前はその存在を意識することはあまりなく、まさに空気のような存在であった。…

新神戸駅地区の活性化策を考える(下)

新神戸駅地区の活性化策を考える第2回目である。 今回は(2)コトノハコ神戸の活性化について考える。 次のようなアイデアを考えてみた。 「西日本トレードセンター」構想 新神戸のコトノハコ神戸を神戸市が一括で借り上げ、「西日本トレードセンター」と…

新神戸駅地区の活性化策を考える(上)

「神戸の玄関口」が廃墟同然? 駅直結モールは空き区画「7割」という現実、神戸市は再生ビジョンを描けるか 神戸市の新神戸駅直結商業施設「コトノハコ神戸」(中央区北野町)が廃墟同然の厳しい状態だ。市のイメージにも悪影響を及ぼしているだけに、神戸…

ポートライナーの8両化について考える

神戸空港の規制緩和、国際化に伴って空港アクセスの輸送力増強が差し迫った課題となっている。その解決策の一つとしてポートライナーの8両化構想があるが、多額の費用がかかることを理由に実現のめどが立っていない。神戸市は、この課題をバス便の増発によ…

兵庫県の分断を助長するのは誰なのか

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を告発した元県幹部の私的情報漏洩(ろうえい)問題で、経緯を調べていた第三者委員会が27日、報告書を公表した。報告書は、県の総務部長だった井ノ本知明氏が漏洩したと認定。「知事、元副知事の指示により情報漏洩を行った可…

誰が斉藤知事を支持するのか

兵庫県の斎藤知事の疑惑を告発した文書問題を調査した第三者委員会が公益通報にあたるとした結論について、伊東良孝消費者担当相が国会答弁で「一定納得をしなければならないと思う」と述べたことについて、斎藤知事は23日の定例会見で、「大臣の指摘は重…

カルト化する兵庫県政

兵庫県知事に対する内部告発問題について、兵庫県議会は百条委員会の報告書の中で、「文書には一定の事実が含まれていたことが認められた」として、斎藤知事の一連の対応については「大きな問題があったと断ぜざるを得ない。」と結論づけた。 対して斉藤知事…

兵庫県知事、告発対応「適切」、暴走する兵庫県政

兵庫県の斎藤元彦知事は26日、疑惑告発文書問題を巡る県の対応を公益通報者保護法違反と指摘し、職員へのパワハラも認定した第三者委員会の報告書を受け記者会見し、自身の行為がパワハラに当たると初めて認め、「不快な思いをさせた職員に謝罪したい」と…

兵庫県・第三者委員会が報告書、斎藤知事の告発対応は「違法」

兵庫県の斎藤元彦知事が内部告発された問題を調査する第三者委員会は19日、報告書を県に提出した。告発文書に記載された言動の多くを「パワハラに当たる」と認定。告発者を特定した県の対応は公益通報者保護法に違反するとした。 「違法の可能性が高い」な…

兵庫県議会が百条委報告書を採決

兵庫県議会の本会議が5日、開かれ、斎藤知事の内部告発文書を調査する百条委員会がまとめた報告書が賛成多数で了承されました。 兵庫県の斎藤知事の内部告発文書を調査する百条委員会は、4日、パワハラの疑いなどについて「一定の事実が含まれていた」など…

混乱が続く兵庫県政(3)

兵庫県の斎藤元彦知事に関する内部告発問題で、県議会(定数86)の百条委員会による調査報告書のとりまとめに向けて、主要4会派が提出した見解が、複数の県議や議会関係者への取材でわかった。パワハラ疑惑や県の内部告発への対応について意見が割れてお…

混乱が続く兵庫県政(2)

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書の真偽を解明する県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員だった元県議、竹内英明氏(50)が亡くなっていたことが19日、関係者への取材で分かった。自殺とみられる。 (中略) 竹内氏は、兵庫県…

混乱が続く兵庫県政

斉藤元彦氏が出直し兵庫県知事選挙で当選し、兵庫県知事の座に舞い戻ったが、兵庫県政の混乱は収束するどころか、問題はますます拡大し、深刻化の度合いを深めている。今回の選挙を巡っての斉藤陣営およびそれを支援する候補者側の不正が次々と明らかになり…

2024年11月17日兵庫県知事選挙の結果について

斎藤元彦・前知事(47)の失職に伴う兵庫県知事選は17日投開票され、斎藤氏が、前同県尼崎市長の稲村和美氏(52)ら新人6人を破り、再選を果たした。パワハラなどの疑惑を内部告発された問題で県議会から全会一致で不信任決議を受けた斎藤氏は、選挙…

兵庫県は兵庫県民のもの

斎藤知事は失職したが、兵庫県政の混乱は止まるどころか、まるで地獄の蓋が外れたかのように、いずこからとも正体のわからぬ者達が次から次に湧き出で、魑魅魍魎が跳梁跋扈する魔女の夜会のような状況となってしまった。 この10月31日に、知事の失職を受…

フラットな社会

組織の姿は時代とともに変化をしていく。 従来、我が国の組織は、係や班などの小単位のユニットを課などのグループで束ね、さらにそれらを部などの大グループで束ね、それぞれのグループに長を置くという具合に、ピラミッド状に構成されていた。どうしてこの…

斉藤知事失職、出直し選挙へ

兵庫県議会(定数86)に不信任決議を全会一致で可決された斎藤元彦知事(46)は26日午後、県庁で記者会見を開き、県議会を解散せずに失職を選び、出直し知事選に出馬することを正式表明した。 (毎日新聞 2024/9/26) 全会一致で不信任決議を可決され…

原口忠治郎の顕彰(補)

先日、NHKの「新プロジェクトX」というテレビ番組において、明石海峡大橋が取り上げられ、その中で、この大橋を構想し、実現に心血を注いだ当時の神戸市長 原口忠治郎に注目が集まった。特に、彼が残した「人生すべからく夢なくしてはかないません」とい…

斉藤兵庫県知事に対する内部告発問題(12)

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、兵庫県議会は19日開会の9月定例会で、知事への不信任決議案を全会派で共同提案し、全会一致で可決した。斎藤知事は失職か、議会解散かの選択を迫られる。 不信任決議案の可決後、斎藤知…

斉藤兵庫県知事に対する内部告発問題(11)

兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題で、県議会最大会派の自民党は12日、9月定例議会開会日の19日に斎藤氏の不信任決議案を提出する方針を決めた。ほかの4会派、無所属議員も自民と共同で提出する方針。決議案は可決、成立が確実な情勢で、斎…

斉藤兵庫県知事に対する内部告発問題(10)

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、県議会の百条委員会は5日午前、公益通報制度に詳しい奥山俊宏・上智大教授を参考人として招き、告発への県の対応について見解を聞いた。奥山教授は、県が告発を公益通報として扱わず、告…

斉藤兵庫県知事に対する内部告発問題(9)

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、県議会の百条委員会は30日、斎藤知事の証人尋問を始めた。 前県西播磨県民局長の男性職員(7月に死亡)が3月に報道機関などに送付した告発文書では、「出張先で公用車を降り、20メー…

斎藤兵庫県知事に対する内部告発問題(8)

兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、元県西播磨県民局長の男性(7月に死亡)が県の公益通報窓口に通報した直後の4月中旬、知事が元局長を早い段階で懲戒処分できないか検討するよう人事当局に指示していたこと…

神戸三景

神戸は美しい都市である。そのことは、神戸に暮らす市民なら誰もが実感しているのではないだろうか。 その美しさは、他の都市に見られるように、ある特定の山や川、歴史的建築物が美しいというのではない。たとえば、神戸には富士山や桜島のような圧倒的な存…