2015-01-01から1年間の記事一覧

神戸における外資系企業の集積

外資系企業の本社の立地場所に関する最近の調査によると、大半は首都圏にあるのだが、神戸は意外に健闘をしており、首都圏を除くと大阪に次ぐ立地数となっているようだ。1990年の調査から大阪が数をほぼ半減させたのに比べ、神戸は5割増と大阪に迫る状…

「神戸らしさ」とは

神戸らしさとは、異人館、ハイカラ、ジャズ等が決まり文句となっているが、それらは神戸の歴史の一側面であるとしても、永久不変のものなのだろうか。今日、ポートタワー、海洋博物館は神戸を代表する景観と認められているが、異人館とは何の関係もないデザ…

三宮構想会議について

新聞の報道によれば、6月18日の第4回三宮構想会議では、市が示した方向性の内容について、委員から、「総花的で何を強調したいのか分からない」「これでは都市間競争で埋没する」など厳しい意見が続出したそうだ。 今回の構想案の問題点は、広域的な視点…

新神戸駅の活用について

1 人口規模に比して極めて少ない乗降客数 新幹線新神戸駅は、神戸空港と並ぶ神戸市の広域の玄関口であるが、乗降客数は神戸市の人口規模に比して極めて少ない。例えば、京都駅は、京都市人口146万人に対して34,490人/日(人口1万人あたり235…

新神戸駅活性化案

神戸市内の新幹線の乗降駅として新神戸駅があるが、乗降客数を見れば、新大阪駅は言うに及ばず、広島駅や岡山駅にも見劣りがする状況である。神戸市ほどの大都市にありながら、これほどまでに低迷しているのは、神戸市内及び隣接都市の需要が新大阪駅に流れ…

神戸の都心の「将来ビジョン」及び三宮基本構想の計画について

1 問題点 三ノ宮構想会議において現在示されている「目標と方針(案)」は、「神戸らしい」とうたいながら、どこの町にでもあてはまる、まるで中小都市のまちづくりプランのように見える。 その理由は、神戸市が、どのような固有条件(地理的条件、自然条件…