神戸メリケンクリスマス(ドローンショー)
ドローンショー : MERIKEN Xmas Drone Show ー希望の灯(ともしび)と海の光ー
約500機のドローンが夜空に織りなす光のシンフォニーが、メリケンパークの冬の夜を幻想的なキャンバスに変えていきます。一つひとつの光が音楽に呼応しながら織り成す物語は、見る者すべての心に温かな灯をともすでしょう。神戸の港に降り注ぐ幻想的な光のショーをぜひ体験してください。
(神戸市HP)
12月20日から12月25日にかけてメリケンパークでドローンショー(神戸メリケンクリスマス)が開催された。
ドローンショーは、数百から数千機のLEDライトを搭載したドローンをコンピューターで制御し、夜空に文字、図形、アニメーションなどを描く光のアトラクションである。

ドローンショーを行うにあたっては、次のような条件が必要とされる。
(1)多数のドローンが飛行するのに障害のない大空間が必要である。
(2)ドローンの落下・逸脱時に安全が確保できる安全距離を確保できる場所に観客エリアを設けることができること。
(3)大勢の観客を安全に収容、誘導できる広いスペースがあること。
(4)飛行エリアの周囲にも高い建物などがなく、漆黒の背景が確保できること。
(5)多数の観客を動員するためのアクセスが十分であること。
この条件は、神戸のウオータフロントエリアに極めて適した条件だ。
要するに、ビルや架線等により、飛行や視認が妨げられない、広大な空間が必要であり、その背景にも高層ビルの明かりなどが入り込まない環境が求められるのだ。
メリケンパークやハーバーランド、ポートアイランド西北岸など、この条件を満たす場所は十分にある。
おまけに、神戸のウォーターフロントは、交通のアクセスも抜群であり、市街地に隣接するところにあって、家族づれからお年寄りまで、だれでも簡単に足を運ぶことができる。
さらに、神戸の市街地は港を囲むように広がる坂の街でもある。そのため、街中からでも港が見える地点がいくつもある。また、高層ビルで港が見えるビルならば、このショーを見ることができたはずだ。
今後開催する場合には、メリケンパークの会場だけではなく、鑑賞スポットとしてビーナスブリッジの金星台や摩耶山の掬水台、北野町、元町通、ポートアイランドなど、事前に十分宣伝して、市街地全域から鑑賞する街ぐるみのイベントにすればより楽しいのではないか。また、BGMなどもライブ動画として配信すれば、遠くからでも、音声付きのショーを楽しむこともできる。
このように、神戸は、京阪神の大都市圏にあって、すべての条件を兼ね備えた、全国的にも有数のドローンショーの適地であると考えられる。
今回、特筆されるべきは、ショーの中にスポンサー名が描き出されたことだ。ドローンの強みは、一定時間の静止映像を夜空に描くことができることだ。つまり、ドローンショーは、巨大な広告塔になりうるのだ。これが意味するところは、ドローンショーは、スポンサーがつくならば、観客から料金を徴収することなく、開催することができるということだ。
これが軌道に乗るならば、商業ベースでドローンショーが、継続的に開催できることになるだろう。評判が高まり、神戸のドローンショーが定番の観光アトラクションになるなら、恒常的にますます多くの人が集まり、広告価値も高まり、より多くの広告収入が得られることになる。広告収入が十分賄えるなら、ますます大規模なショーを行うことができるだろう。

今後、ドローンショーの技術進歩や大規模化が予想される。今回のメリケンパークのショーは2次元映像であったが、関西万博で見られたような3次元映像や、花火やレーザー光線の併用などショーの複雑化が進んでいくだろう。継続的に実施することによって、ますます見ごたえのあるショーに進化していくことが期待できる。
今回のドローンショーは、神戸のウォーターフロントが目指す、大規模エンターティメントゾーン化が新たな段階に達したという意味で特筆すべきである。神戸のウォーターフロントは、大きな可能性を持っている。今後、ドローンショーをはじめ、様々なエンターテイメントが商業ビジネスと融合して、神戸があらたな都市型エンターテイメントの中心地として発展していくことを期待したい。







