2024-01-01から1年間の記事一覧

阪神高速道路の地下化構想

神戸の市街地は海と山の景観に恵まれ、異国情緒にあふれ、その美しさは多くの人が讃えるところである。しかし、その神戸の市街地の景観を損なっている最大のものは、高層ビルでも、タワーマンションでもなく、阪神高速道路3号神戸線であろう。現在の神戸の…

元町商店街の活性化(3)

元町商店街のゲート問題 前回、元町商店街の活性化を考える上で、「ここが神戸元町商店街である」と人々が認識できる景観づくりに努めることが重要であることを指摘した。そして、現在の元町商店街でその有力な素材として大丸百貨店前交差点に面する東ゲート…

神戸市が国際展示場の再整備に向けた課題整理の着手を表明

神戸市は、1981年の神戸ポートピア博覧会に合わせて完成した神戸国際会議場や、神戸国際展示場の再整備に向けた課題の整理に着手する。同市の今西正男副市長は7日の神戸市議会本会議で、山本憲和議員(維新)の一般質問に答弁し、建設から40年以上が…

神戸アリーナ 高まる期待

2025年春に新港第2突堤で完成を予定する1万人規模の新アリーナ(仮称・神戸アリーナ)について、運営会社One Bright Kobe(ワンブライト神戸、神戸市中央区)の渋谷順社長は、開館当初に当たる「25年の4月から9月までの6カ月間につ…

神戸空港 国際線誘致の状況

神戸空港は2025年4月から国際チャーター便の運航が解禁されるが、実際に就航する国際便は、どのような就航先となるのだろうか。 朝日新聞では、このままいけば有力な就航先は韓国と台湾だけになるとの見方を紹介しており、神戸空港国際化について不安を…

人口減少が都市間競争に与える影響のモデル

国全体の人口が減少する傾向となった場合、それが都市に与える影響を考える時に、どのようなモデルが考えられるだろう。 国全体の人口減少は、国土全体の地盤沈下にたとえられるだろう。 国土全体が均等に沈下をしていくならば、低いところから水面下に水没…

神戸市 人口100万人割れの衝撃

【神戸人口ビジョンの改定】神戸市“独自”算定による将来推計人口をダッシュボードで公表 神戸市では初めて独自の算定手法で将来人口推計を行い、このたび公表に至りました。(昨年12月に公表された国立社会保障・人口問題研究所の「日本の地域別将来推計人…

三宮クロススクエアに対する懸念

神戸市の久元喜造市長は(12月)8日の神戸市議会本会議で、神戸市の中心市街地である三宮を南北に通る道路「フラワーロード」(税関線)の車線を、JR三ノ宮駅から南側で「自動車の通行を妨げない範囲で、現在の6車線から4車線に減らす」と述べ、歩道…

ルミナリエ2024を振り返って

(東遊園地会場の様子) 第29回ルミナリエが1月28日に閉会した。神戸ルミナリエ組織委員会の発表によると、10日間の開催期間中の来場者数は229万8000人、このうちメリケンパークに開設された有料エリアの来場者数は15万400人だったという…

神戸空港アクセスの検討状況について(神戸市長記者会見 2023.9.28)

神戸市の久元喜造市長は28日の定例記者会見で、神戸空港と中心市街地を結ぶ交通アクセスについて「商工会議所からの提言を受けて、(国際定期便が就航する)2030年を見据え、もう少し検討を加速する必要があると感じた」と述べた。 (神戸経済ニュース…

松本関経連会長が、神戸空港と新神戸駅を結ぶ路線整備を期待

関西経済連合会の松本正義会長は、2025年の大阪・関西万博に合わせて国際チャーター便の就航が予定される神戸空港について、「(新幹線の)新神戸駅と空港が一つの路線で結ばれれば、西日本の利用者がさらに増えるだろう」と期待した。同空港は30年前…

神戸空港 新ターミナルの建設位置が変更

神戸市は、神戸空港の2025年の国際チャーター便運用開始・国内線発着枠の拡大に向けて、国内・国際一体型の新ターミナル(サブターミナル)の建設を進めている。昨年(2023年)5月には事業概要が発表されたが、その建設予定地は現在のターミナルか…

摂州神戸海岸繁栄之図

「摂州神戸海岸繁栄之図」は、大阪の浮世絵師、長谷川小信(このぶ)(1848-1941)による浮世絵画である。明治4年(1871年)の作とされている。 市営地下鉄三宮駅構内の壁画にもなっているので、見覚えのある人もあるだろう。 この絵の詳細な画…