経済問題

カーネル・サンダースの呪い

カーネル・サンダースの呪い(カーネルサンダースののろい、英: "Curse of the Colonel”)とは、1895年(昭和60年)10月16日に、日本プロ野球球団、阪神タイガースの21年ぶりのセントラル・リーグ優勝に狂喜した阪神ファンが、…

我が国の労働生産性について

最近、我が国の労働生産性が、他の先進諸国と比べて低いということが話題に上る。 2019年の日本の就業者1人当たり労働生産性は、81,183ドル(824万円)であったとのことだ。OECD加盟37カ国の中でみると、26位にあたる。これは、韓国(…

富とは何か(8)

経済活動とは、生産、流通、分配、消費という一連の流れの総称である。生産をするのは、最終的には産出される財やサービスを消費するためであり、人が生きるために必要な財やサービスを生産して、分配して消費することがその本質である。それらの活動は現代…

富とは何か(7)

朝日新聞に「日本をむしばむ「値上げ嫌い」の心理 止まったままの経済20年」という記事が掲載された。我が国の経済が20年間、物価が上昇しないことの原因を、日本の物価研究の第一人者、東京大学大学院教授に聞いたという内容である。 「経済の体温計」…

富とは何か(6)

貨幣は紙切れにすぎないが、なぜ絶対的な価値のあるものとして流通しているのだろうか。 元々、貨幣は金や銀などの金属が、その希少性、保存性の高さから一般交換手段=貨幣となった。その後、商品経済が広がり、あらゆる物が商品となって売買されるようにな…

富とは何か(5)

もし、政府が国民の生活のための需要に対して貨幣を十分に提供するならば、財やサービスの生産は増大し、企業は新たな設備投資を行い、それがさらなる需要の拡大となって経済全体の好循環が生じるだろう。では、国内の需要はどこまでも無限に拡大することが…

富とは何か(4)

「身を切る改革」と聞けば、自らを犠牲にして苦難に立ち向かうリーダーの姿がイメージされるのか、人々の支持を集めがちだ。 なぜ身を切るのかというと、財政が赤字で、その財政赤字を少しでも減らそうという発想だろう。それによって、自分たちの負担が少し…

富とは何か(3)

貨幣は富ではない。生産能力の大きさとそこから生み出される財やサービスこそが富である。現下の経済問題の原因は、生産能力が足りないことではない。それを十分に稼働させず、財やサービスが十分生み出されないことが問題なのだ。その原因は、需要があると…

富とは何か(2)

現在、我が国の国民の多くが豊かさを感じることができない状況だ。その度合いは、場合によると、10年前、20年前より厳しいかもしれない。しかし、それは不思議なことだ。我々は日々労働を行い、少なくとも昔よりも多くの生産能力や高い技術を持っている…

富とは何か(1)

「富」とは何だろうか。国語辞典で調べると、次のように書かれている。 とみ【富】1 集めた財貨。財産。「巨万の富を築く」 2 経済的に価値のあるもの。資源。「自然界の富」 3 「富籤(とみくじ)」の略。 (デジタル大辞泉) これによると、富とは、集め…

経済の循環について

「花見酒」という落語がある。二人の男がそれぞれ酒を仕入れ、花見客を目当てに売りに行く話だが、途中の休憩時に、片方が手持ちのお金をもう片方に払って酒を飲み、もう片方がそのもらったお金で片方から酒を買い、再び片方がもう片方から酒を買うというこ…