コロナウイルス禍における神戸空港の現況

 関西エアポートは25日、4月の神戸空港の旅客数が3万7885人となり、前年同月の25万3658人に比べて85%減ったと発表した。

 

 神戸空港を西の本拠地とするスカイマークは、今回のコロナウイルス禍の影響で、一時は一日4便にまで減らしていたが、順次運航を再開し、6月19日からは、全就航7都市への路線が再開される。

スカイマークの運行状況)

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 また、4月29日以降、全便を運休していたフジドリームエアラインズ(FDA)、は、6月12日、神戸〜松本、神戸〜青森の2路線で、それぞれ1往復ずつの運航を再開した。

 ANAは、神戸~新千歳1往復2便、神戸~那覇1往復2便のみが運航している。

 6月19日時点で、神戸空港での運航はスカイマークが13往復26便、FDAが2往復4便、ANAが2往復4便の、合計17往復34便で、40往復80便の最大枠までは50%にも達しない状況ではあるが、関係者の努力によって順次正常化が進みつつある。

  一方、関西空港は国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比97%減の7万2947人だった。うち、国際線は6683人、国内線は6万6264人であった。

 今回の新型コロナウイルスの影響は、航空産業に大きな影響をもたらしたが、国内線よりも国際線のほうが影響が大きく、回復にも長期間を要すると予想されている。