スカイマーク佐山会長インタビュー 神戸空港での今後の事業展開について

 神戸新聞に、スカイマークの佐山会長へのインタビュー記事が掲載された。テーマは、規制緩和が進む神戸空港での今後の事業展開についてである。(神戸新聞 2020/02/15)

 その中で、スカイマーク社が「神戸での事業展開に力を注ぐ理由」という質問に対して同会長は次のように答えた。

 神戸は空港と新幹線の駅、港湾が近く、大きなポテンシャル(潜在力)を秘めている。地元の皆さんは実感がないかもしれないが、それぞれの旅客が行き交う結節点の機能を高めれば、まちは必ずや発展する。

 

 さらに、「潜在力を発揮する上で必要なこと」という質問については次のように答えた。

 空港と新神戸駅の間を円滑に移動できるよう、交通機関に多頻度で運行してもらいたい。西宮や大阪、京都など各地と結ぶバスの直行便もできてほしい。

 

 筆者も全く同意見である。

 神戸は、世界有数の国際港湾を有し、自他ともに認める国際港湾都市として発展してきた。しかし、残念ながら、港湾都市としては、従来の独占的地位を喪失し、ワンオブゼムの存在になってしまった。そのため、今一度、自らの役割を再定義しなければならないのが現在の状況なのだ。

 神戸のこれからの役割は関西圏の三大都市の一角、西の玄関口(ゲートウエイ)として関西圏全体の発展を目指すことだ。そのために行うべきことは、空港と新神戸の間を円滑に移動できる回遊空間を創出することだ。その回遊区間に、多くの人が集い、ビジネスや文化が交流する姿を思い描く。

 

firemountain.hatenablog.jp

 

 

 同会長はtwitterに、次のようなツイートもしている。

 神戸空港は、海外就航と運用時間の延長、そして、新神戸駅へのアクセスが改善されれば、関西3空港全体の受容能力が向上します。大阪万博に向けて、改善されることを期待したいと思います。

 

 井戸知事も久元市長もご理解頂いています。あとは、いつどこまでやるのかが明確になればいいですね。 

 

 神戸市民が自らの潜在力に気づき、その力を揮い、いつの日か、新しい神戸が生まれ、再び世界で輝かしい地位を占めるようになることを願う。