新神戸駅の活用

 

 新神戸駅政令指定都市にある新幹線の駅で、唯一JR在来線と接続していない駅である。在来線に接続しておれば、市内発着扱いにより市内の移動については交通費が発生しないのに、在来線に接続していない新神戸駅では目的地まで余分の交通費がかかってしまう。

 そうした新神戸駅ではあるが、近年、淡路島や徳島方面への高速バスとの乗換駅としての役割を担うようになり、乗降客数は10年前と比べて3割以上増加している。せっかく全列車停車の恩典を受けているのだから、市内にある広域交通の拠点として新神戸駅を多いに活用するように知恵を絞ってほしいところだ。三宮構想では三宮の「6つの駅の一体化」を掲げているのだが、新神戸駅も含めて、「7つの駅の一体化」を図ってほしいと思う。