新型コロナウイルス禍の下での関西3空港の状況(2)

 関西エアポートが2020年7月の関西3空港の利用状況を発表した。

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(出典:関西エアポートのプレス資料から作成)

 

 旅客数は前年比で、関西空港(国際線)は△99.6%、関西空港(国内線)は△69%、伊丹空港が△43%、神戸空港が△61%となっており、減少幅は、関西空港(国際線)<関西空港(国内線)<神戸空港伊丹空港の順になっている。

 発着回数をみると、次のとおりである。

 伊丹空港 6,831回(前年比△43%)

 関西空港 2,374回( 〃 △46%)

 神戸空港 2,195回( 〃 △15%)

 これをみると、神戸空港の発着回数が△15%と、減少幅が小さいことがわかる。これは、他の空港に比べて便数が復元されていることを表している。しかし、旅客数は△

61%と乗客数はそれと比例して復元していないので、搭乗率がかなり低くなっているようだ。しかし、神戸空港に拠点を置く航空会社が積極的に回復に努めていることはうかがわれ、国内の感染状況が落ち着きを取り戻せば、すみやかな旅客数の復活につながのではないだろうか。