新型コロナウイルス禍の下での関西3空港の状況(6)

 関西エアポートが2020年12月の関西3空港の運行状況について発表した。

 

(3空港の旅客数の推移)

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(2空港の旅客数・発着回数(2020年12月))

                      ( )は11月

          旅客数         国内線発着回数

 伊丹空港     △54%(△38%)  △19%(△22%)

 関西空港     △60%(△48%)  △23%(△32%)

 神戸空港     △46%(△38%)  △ 7%(△12%)

 

 上のグラフを見ると、12月になって3空港の旅客数は大幅な減少に転じている。特に下げ幅が大きいのは伊丹空港で前月から16ポイントの減少幅の拡大となっている。理由は言うまでもなく、新型コロナウイルスの感染の急拡大である。1月7日には緊急事態宣言が発せられ、再び社会活動にブレーキがかけられることになった。ゆるやかにではあるが、次第に正常化しつつあった航空需要にも強い抑制が働くこととなった。

 上のグラフの推移を見ると、第一次の緊急事態宣言が発令されていた4~5月にかけて需要が激減し、その後、6~8月にかけて需要が回復しかかったが、8月に第2波が現れたことから再び行動の自粛が強まり、第2波が弱まった9月以降からは再び需要が回復し始め10月、11月と順調に需要が回復したところだが、11月からの第3波、それを受けた緊急事態宣言により、再び強い行動の制限がかかることとなった。

 このように、新型コロナウイルスは人々の行動が活発になればたちまち感染拡大を引き起こし、それを防ぐためには、また行動の抑制を強めなければならない。新型コロナウイルスに対して社会全体が免疫を獲得するまで、このような制限の緩和と強化が繰り返されることとなる。それまで、我々の社会はこのような状況に耐え続けなければならないのだ。