神戸空港、運用時間延長で人員増

 国土交通省は、規制緩和神戸空港における運用時間の1時間延長が決まったことを踏まえ、大阪航空局神戸空港出張所の管制官らを6人増やす方針を固めた。(中略)予算要求が認められれば、来年4月には運用時間延長への対応が可能となる。

(2019/8/28 神戸新聞

 三空港懇談会で運用時間の1時間延長について合意がされたことを受けて、国土交通省では神戸空港配置の管制官らを6人増員することで予算要求をする方針が決まったようだ。要求が認められれば、来年4月から運用時間延長への対応が可能となるようだ。何事も年度単位が基本となる官庁の対応が、今年5月の三空港懇談会合意後、最短の翌年4月に対応がされることを歓迎したい。

 伊丹空港は21時までの運用時間制限があるので、事実上、21時以降は関西圏は関西空港神戸空港の2空港状態となる。2空港状態になった場合、大阪湾の南部と関西空港と北部の神戸空港という、地理上の特性、役割の相違が一般の目にもより鮮明に見えてくることになるだろう。また、実際にそのような利用を行う機会が確実に増加するだろう。神戸空港の重要性、真価が、一般の人々に認識されやすくなる環境が強化されることが、今後の神戸空港の運用時間のさらなる延長、便数制限の緩和など、次のステップにつながっていくだろう。