ポートライナー新線計画(その2)

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 新神戸から三宮を経由してポートアイランドに渡る新交通システムの新線を構想した。そのメリットは次のとおりである。

(1)新神戸駅神戸空港が1本の路線で結ばれること

(2)新幹線と航空機から20分以内に到達できる2ウェイアクセスを有する沿線が誕生すること。

(3)沿線の低利用地の高度利用が可能となること

(4)輸送力が倍増すること(ポートライナーの複複線化の実現)

(5)ポートライナーの高速化が実現すること

(6)現三宮駅の移設が必要なく、8両化も必要ないこと

(7)建設費が安いこと

 

 

 この新線をどのように活用するか。次のような案を考えてみた。

(1)沿線に大規模集客施設を建設する。みなとのもり公園にドーム球場を建設する。ドーム球場では、常時、世界的なアーティストがコンサートを開き、多くのファンが来場する。ポートアイランド2期地区には、幕張メッセ級の展示場を併設した新コンベンションセンターを建設する。このようにすれば、新幹線、在来線、神戸空港がすべて一本の路線で結ばれ、その沿線に大規模集客施設が並ぶことになり、神戸空港規制緩和により、日本全国から日帰りで利用することが可能となる。臨港地帯には、野外音楽堂も考えられるかもしれない。そのほかにも、もっとアイデアがあるだろう。

(2)三宮には、西日本最大級のバスターミナルを設置し西日本各地と結ぶ。そこには大型のオフィスビルを併設し、それを中心にして、その周囲にオフィスビルを集積して西日本有数のビジネスセンターを構築する。

(3)みなとのもり公園駅(仮称)と新港突堤メリケンパーク、ハーバーランドを循環バスで結び、臨港地区の交通利便性を向上させる。(図の青色部分)2号線を跨がないので、渋滞が少ないと思われる。

  このような都市ができるならば、神戸には活気が戻り、産業が再び集積し始め、神戸は、日本、アジアの中で輝かしい位置を占めるようになるに違いない。

 大事なのは、都市のグランドデザインだ。都市の骨格を定めることが必要だ。その骨格を定めると、それに従って都市は自ら発展を始めるだろう。