イオンモール神戸南に WATER FANTASIA KOBE が登場


神戸の噴水ショー「WATER FANTASIA KOBE」GoPro版 イオンモール神戸南

 

WATER FANTASIA KOBE

 

大型ウォータースクリーンと噴水、LED照明を駆使した幻想的な音楽噴水ショーです。

毎分10tもの水を夜空に噴き上げる噴水と光、音楽、映像がシンクロする事で生まれる幻想的で、ダイナミックな世界観が夜空と街の一体感を創出します。

 

【第1部】テーマは「Sweet Dreams」

未来への希望と夢をテーマにした作品で、噴水の持つ「やすらぎ」の効果も最大限に感じ取れる作品となっており、色鮮やかな世界が見る人の心をつつみ、未知への感覚へと誘います。

 

【第2部】清盛隊による神戸の歴史を紹介いたします。

毎月映像は更新され、様々な神戸の歴史スポットを紹介してくれます。

 

イオンモール神戸南HP)

 

イオンモール神戸南公式ホームページ :: WATER FANTASIA KOBE

 

 9月30日から、イオンモール神戸南 キャナルプロムナードで、大型ウォータースクリーンと噴水、LED照明を使った音楽噴水ショー「WATER FANTASIA KOBE」が上演されている。午後6時、7時、8時の1日3回、各回20分のショーだ。

 主催は、「兵庫運河ウォーターファンタジア実行委員会」で、イオンモール神戸のほか、神戸市企画調整局、交通局、港湾局、兵庫区役所が構成員として名前を連ねており、今後委員の追加を行っていく予定とのことだ。

 内容は第一部と第二部に分かれ、第一部は美しい映像、第二部は、平家物語をテーマとして毎月更新するとのことだ。

 ショーは、想像以上に大規模で、上演時間も20分とかなり見応えがあり、地方のテーマパークにあってもおかしくないと思えるほどだ。これだけのショーが毎日無料で公開できることに驚く。また、第二部として地元にゆかりの平家物語を織り込んでいるところに今後の発展の可能性を感じる。平家物語は、日本の歴史物語の中で最も人気のあるものの一つであり、テーマの奥深さ、魅力的な人物群、おもしろいエピソードの豊富さでは、ある意味、最強のコンテンツとも言えるものなので、これを今後継続して発展させることができれば、単に兵庫区の活性化にとどまらず、神戸市の観光の振興に大きく寄与する可能性がある。もしも可能であれば、もっと資金を投じて、より洗練された内容にしてもよいぐらいの価値はある。

 課題としては、この兵庫運河界隈と神戸市の中心部とは若干距離があり、接続があまりよくないので、これを他の観光施設とうまく連携させる工夫が必要だろう。たとえば、地下鉄やバスの一日パスを作ったり、水上バス等を作って、各施設の上演時間をうまくつなぐことができれば、複数の施設を短時間で鑑賞することができるので、あたかも一つのテーマパークのような様相を呈してくるだろう。

 今回の取り組みをモデルケースにして、こうしたショーを順次増やして神戸港全体を巨大なテーマパークのようにできれば、神戸の観光の大きな柱になるに違いない。ハーバーランドの「SPLASH FANTASIA」の通年化はもとより、メリケンパーク、新港突堤ポートアイランド北岸にかけて、順次整備を進めていけばどうか。単体では遠方から足を運ばせるのは難しいが、こうした施設が集合すれば観光地としての魅力は相乗的に高まるはずだ。

 ついでに、北区のフルーツフラワーパークで毎年開催されるイルミナージュは、神戸と名乗っているが、神戸の市街地からは遠すぎるので、神戸の中心市街地、メリケンパーク界隈やポートアイランドに会場を移せばどうか。市街地の方が交通の便がよいからもっと多くの来場者が見込まれ、ウォーターフロントのロケーションも活かして神戸ならではの作品も創れるだろう。来場者が増えれば、より大規模な投資が可能となる。さらに、市街地の観光メニューが増えるので神戸観光の魅力を高めることができるのではないだろうか。

 

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