テーマパークの入園料

 国内のテーマパークの入園料(1デイパス・大人料金)を調べると次のとおりであった。

 東京ディズニーリゾート 7,500円

 USJ         8,200円

 ハウステンボス     7,000円

 

 これらの大型のテーマパークには大勢の入園者が詰めかけているわけだが、このように多額の支出をして入園をするのだ。これだけの支出をしても入園したい魅力・楽しみがあるということだ。

 では、今の神戸に観光に来る人々は、食事や買い物を除けると、どれだけの支出をしているだろうか。これだけの支出ができる観光施設はあるのだろうか。

 逆に、これだけの収入があると考えて、神戸でどのような観光施設を用意できるだろうか。もしも、これだけの収入があると考えて、それらのテーマパークに負けない魅力や楽しみが提供できるだろうか。

 ディズニーリゾートやUSJのあの巨大なアトラクションの数々は、その施設の経営者が負担しているのではない。結局は、入園者とそれらにつながるスポンサーが負担していることになる。それだけの成功が期待できるから、巨額の資金を投じて投資するものが現れるのだ。

 要はアイデアと空想力、構想力を駆使することによって、あの巨大なアトラクション群が地上に現れ・維持されているわけだ。

 だから、アイデアと空想力、構想力を駆使すれば、神戸にも同様のアトラクション群ができる可能性がある。そのために、神戸の人々は大いに知恵を絞るべきだ。神戸の人だけではなく、優れた人材を大いに呼び込むべきだ。しかし、それも、やはり、誰かのアイデアと空想力、構想力から始まるのだ。

 ディズニーリゾートに「ワンマンズドリーム」というショーがある。

 「すべては一人の男の夢から始まった」という意味で、夢見ることの大切さを教えている。