神戸空港 規制緩和後1ヶ月の動き

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 2019年5月11日の3空港懇の開催後1ヶ月の進捗状況について、記者の質問に対して久元市長は次のように答えた。

 3空港懇談会で非常に大きな前進があったと思うのは、発着枠の拡大と時間の延長ですね、これは明確な形で決定されました。これを活用させていただいて、神戸空港に就航する便数というものを増やしていきたいと思います。
 
 これは、それぞれの航空会社がお考えになり、また、関西エアポート神戸株式会社とも協議がいることですから、具体的な詳細については詳しくお話することはできませんが、もう既にいろいろな動きが出てきておりまして、年内には実際に就航に向けた大きな動きが目に見える形で出てくるということは確実です。これは、はっきりと進んでいると申し上げていいと思います。
 
 つまり、具体的にどの便がどう増えるのかということはわかりませんが、既存の就航している便が増加するという可能性もありますし、また、神戸空港から全く新しい空港に新しいルートが開かれるという可能性もあると思います。いずれにしても今年中には間違いなく動きが出てくると思います。

(神戸市HP 2019年6月13日 神戸市長会見) 

 

 発着枠の拡大により、神戸空港に就航する便数について、「年内には実際に就航に向けた大きな動きが目に見える形で出てくるということは確実」、「今年中には間違いなく動きが出てくる」と述べている。報道等でもいくつかの航空会社の名前が取りざたされているが、年内には、なんらかの具体的な動きが明らかになるようだ。就航便数の拡大について、順調に話が進んでいることを裏付ける発言だ。先の3空港懇合意によれば、「今後も適宜継続開催し(原則として年1回程度)、その時々の状況変化に応じて評価検討を行い、必要な課題について議論し、順次結論を得る」とされているので、速やかに実績を上げることが大切だ。