神戸空港規制緩和合意 日本経済新聞

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 関西国際関空)、大阪国際(伊丹)、神戸の関西3空港の規制緩和をめぐる議論に一定の結論が出た。(中略)神戸空港は2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)までに国際線就航を検討することになり、6年以内の実現に向け動き出した。

(2019/6/2 日本経済新聞

 

 同記事によれば、3空港懇談会座長の松本関経連会長は、「検討」という文言について、「ただの検討なら合意文章に書く意味はない」と、実現に向けての検討であることを強調したとのことだ。

 松本会長は、「神戸空港は貧弱で、国際空港というには恥ずかしい」として即時の国際線解禁を見送り、現在の小規模なターミナルビルの拡張や道路、新交通システムのアクセス強化を国際線就航の条件とした。「神戸の人たちは情熱を示してほしい」とボールを神戸側に投げた。神戸側が今後どういうボールを投げかえすかが、神戸空港の国際化の時期を左右する、と報じられている。

 松本座長は、関空周辺自治体の反対はあるものの、「規制緩和のコンセンサスは得た。状況によってはスピーディーに正しい方向に持って行く必要がある」とも述べており、神戸空港の国際化については、神戸市の対応次第という状況であることを示した。

 この状況を受けて、神戸市は、ただちに、ターミナルビルと空港アクセス強化の実現に動くべきだ。専門家の意見を集め、早急に計画を策定すべきだ。もう、あれこれ市民アンケートなどに時間を費やすべきではない。市長は迅速に判断をすべきだ。必要なのは市長のスピードアップだ。