H2Oとの協調

 関西空港 2313万人、伊丹空港 1454万人、神戸空港 243万人、年間合計 4010万人。もしも関西国際空港が神戸沖にできていたら、これだけの人々が日々三宮を通過していたわけで、都心の活性化が課題となることはなかったであろう。関西空港の誘致失敗は、神戸市にとって悔やんでも悔やみきれない大失態であった。しかし、これはH2Oにとっても似たような状況があり、関西空港が神戸沖にできていれば、大きな利益をもたらしたはずだが、関西空港の活況の「蚊帳の外」となっている。梅田への一極集中は、H2Oにとっても決して望ましいことではなく、京阪神、特に、地盤ともいうべき阪神間、神戸が栄えなければH2Oにとって発展がないことを悟ったのではないだろうか。「京阪神全ての街に栄えてもらいたい」というのは本音だと思う。神戸市は、H2Oと協力して、現下の状況の巻き返しに努めてほしいものだ。