2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

神戸港ポートパーク構想

神戸に遊園地の需要はないのだろうか。 現在の神戸は、遊ぶ場所が極端に少ない。王子動物園、アンパンマンミュージアムなど、幼児向けの施設はある程度充実しているが、それより上の世代が家族や友人同士で遊べる場所が見当たらない。したがって、若い世代は…

神戸ポートピアランド

1981年3月ー9月に開催された神戸ポートアイランド博覧会の遊戯施設としてオープン。同博覧会終了後の同年10月1日より、単独で営業が行われる。ポートピアランドという名称は、博覧会の愛称である「ポートピア'81」から名付けられている。 当時は…

神戸のボールパークの可能性

新聞の報道によると、阪神電鉄が阪神甲子園球場に隣接する形で新たな商業施設を計画し、球場の歴史展示のほか、体験型のアトラクションを設けて、子どもから大人までが気軽に楽しめる空間を目指すという。球場周辺に野球ファン以外も呼び込み、一帯を「ボー…

人の流れと都心のにぎわい(3)

交通機関は、一般に、目的地と目的地を直線的に結ぶものだが、そういった移動はもちろん重要ではあるけれど、観光という点では循環型の交通手段というものも有用だろう。特に、市内の回遊性を高めるという方針の下では、効率よく観光地を巡る手段を設けるこ…

人の流れと都心のにぎわい(2)

三宮駅界隈には人が多く集まっている。神戸市が目指す「回遊性の向上」とは、この三宮駅に集う人たちを周辺の観光施設に誘導することを目論んでいるのだろうか。この目論見は成功するだろうか。 人の行動には、なんらかの目的がある。三宮駅界隈に人が集中す…

人の流れと都心のにぎわい(1)

久元市長は22日の定例記者会見で、神戸市役所本庁舎2号館の建て替えについて説明した中で、次のように述べた。 (久元市長は)神戸都心の活性化について「人の流れを生み出していくということ」との見方を示した。三宮、旧港湾部(ウォーターフロント)、旧…

神戸市のふるさと納税施策

全国の主要市区で2019年度、ふるさと納税の影響で流出する住民税の金額(税額控除額)が前年度比で2割以上増えることが日本経済新聞の調査でわかった。金額では約1600億円に上り、横浜市や東京都世田谷区など首都圏の流出が目立つ。返礼品競争でふ…

「新生 神戸阪急」 高まる期待

新生 神戸阪急について 10月5日(土)、そごう神戸店は「神戸阪急」として新たにスタートします。「フェスティバル365」をテーマに、ヒト・モノ・コトを通じて新しい出会いを発見するトキメキ、躍動感あるワクワク、親しみやすい心地よさを、毎日提供する…

ポートピア’81と東京ディズニーランド

ディズニーとの初交渉は1974年(昭和49年)に開始されたが、(中略)最初は門前払いに近い扱いであった。(中略)交渉は何度も決裂寸前の様相を呈し、一時は修復も危ぶまれる状況に陥った。(中略)こうして1979年(昭和54年)4月30日にウォルト・ディズニー…

新神戸の活用策

7月4日(木)に「兵庫県おみあげ発掘屋」がオープンした。神戸の玄関口新神戸駅に直結した本格的なコト消費型施設「コトノハコ神戸」内に、五つ星ひょうご選定品や兵庫県認証食品を含む兵庫が誇る逸品の販売や観光情報を発信するお店という触れ込みだ。 新…

神戸のLRT・BRTの導入可能性について

新たな公共交通システム(LRT/BRT)の導入可能性検討 神戸市では、平成25年9月に策定した神戸市総合交通計画に基づき、公共交通を中心に歩行者、自転車、自動車などがバランスよく組み合わされた、安全で快適な交通環境をめざしています。 神戸市総合交通…

企業の本店、支店の数に見る神戸の姿(3)

しかし、それは大きな間違いであった。それらの施策は、神戸市が本当に取り組むべき課題に対する答ではなかったのだ。この間の推移は、国内の企業が全国管理体制を確立する過程で、神戸市はその全国管理体制から脱落をしつつあったのである。 そして、震災に…

ハーバーランド SPLASH FANTASIA 2019

2019 スプラッシュファンタジア 神戸ハーバーランド 神戸ハーバーランドumie :: umie夏の一大イベント「SPLASH FANTASIA MIRAGE」今年も開催!! ~umie夏の一大イベント”水と光と音楽の体感型エンターテイメント”~ 幻想的な霧の中から高さ約10…

企業の本店、支店の数に見る神戸の姿(2)

この間、神戸市は、なぜ有効な手を講じなかったのであろうか。 (本店数の変遷) 次の表は、本店数の変遷を序列化したものである。(同) これを見ると、本店数においては、戦前、支店数と同様に国内第3位であったが、戦後も、1980年代に至っても第4位…

企業の本店、支店の数に見る神戸の姿(1)

神戸市は人口150万人を超える大都市であるが、地方へ行くと、人口は神戸市よりはるかに少ないにもかかわらず、街並みの点において、神戸よりも立派に見えることを経験することがある。 その理由は、神戸市には大きな事務所が少なく、小規模な雑居ビルが林…

神戸空港の経済効果

神戸空港は神戸経済にどのような効果があるだろうか。 (1)空港関連の従業員の雇用増加、物資の供給先としての需要の増加 (2)空港利用者の増加による交通や消費の増加 (3)交通利便性の向上による、企業誘致の促進、従業員の雇用増加 (4)交通利便…

本四架橋のもたらしたもの

本四架橋のもたらす効果について、本四高速がまとめたレポートがインターネット上で公開されている。これを読むと、本四架橋の建設は、西日本の交通事情に絶大な影響を与えたことがわかる。 https://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/company/pdf/seibi7.pdf#…

第49回 みなと神戸海上花火大会

8月3日の土曜日に、恒例の「みなと神戸海上花火大会」が開催された。昨年より打ち上げ数は半分程度の6500発とのことであったが、質、量とも十分に見応えのあるものだった。 神戸の街は、こうした大規模な花火大会を行うのにちょうどよい構造になってい…

スカイマークと神戸空港の親和性

2018 年 度 国土交通省発表 特定本邦航空運送事業者 (12 社 中2 年連続 定時運航率 年間 第 1 位 を 達成 2019 年 7 月 12 日 スカイマークは、2019年7月11日に国土交通省が発表した「航空輸送サービスに係る情報公開」のうち「特定本邦航空運送事業者に係る…

神戸空港スカイマーク増便

8月1日からスカイマークの茨城、長崎、那覇の3路線が1日1往復ずつ増便された。神戸空港では式典が開かれ、その後に記者団の取材に応じた市江社長は、今後の神戸からの新路線の候補として成田便の開設を検討していることを明らかにした。その他、神戸~仙台…

神戸市の移住促進政策について

居住地というものは、どのように決まるのだろうか。居住地の選択については、次のような傾向があると考えられる。 まず、大前提として、人は住みたいところに住めるわけではない。住みたいところと住めるところは異なることは珍しいことではない。人は生きる…

神戸に平和記念館を

Wikipediaによると、太平洋戦争における、神戸大空襲は、被害面積は神戸周辺都市部の21%に及び、戦災家屋数14万1983戸、総戦災者数は罹災者53万858人、死者7491人、負傷者1万7002人とされるが、実際はさらに膨大な被害であ…

長距離バス路線の誘致

先日、神戸空港にフジドリームエアラインズの2路線が就航することが明らかになった。大きなニュースとして取り上げられているが、使用機材は小型で、定員は76席または84席である。 それに対して、長距離バスの定員は約50席であるから、上記の航空機と…