2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

神戸市の人口減少対策について

1 市長定例記者会見(2019.5.16) 5月16日の定例市長会見で、神戸市の人口が川崎市に抜かれて7番目になったということに対して、久元市長は「人口減少対策についての取り組みが十分ではなかった」と述べ、「人口減少を食いとめるためのこれまで…

神戸空港規制緩和 兵庫県知事、神戸市長会見

1 神戸市長会見(2019.5.16) 神戸市長は、5月16日の定例記者会見の中で、神戸空港の規制緩和合意の内容について、次のように述べた。 (1)規制緩和の内容について 今回の規制緩和の内容については、 ① 発着回数については60回を80回に、…

「BE KOBE路線」の限界

現在の神戸市の都市戦略は、大まかに言うと、神戸の中に既にある、すぐれたものを掘り起こし、それを宣伝することにより都市の振興を図ろうとするものということになるのではないか。それを表すのが「BE KOBE」という言葉で、「神戸の魅力は人である」…

関西と神戸の都市戦略

福岡が現在発展している理由は、アジアとの距離の近さ、交通利便性がすぐれている点であろう。博多は古くから、中国と交通の窓口であった。戦後、中国の情勢は安定しなかったが、近年は情勢が安定し、経済発展が著しい中で、新幹線のターミナルであり、福岡…

川崎市 神戸市 人口逆転

この5月に発表された神戸市と川崎市の人口が逆転したと各紙で報じられている。 1972年からの神戸市、福岡市、川崎市の人口をグラフ化してみると、震災までは神戸市も両市と同様に順調に人口が増加していたことがわかる。震災後5年程でほぼ震災前の水準…

神戸にドーム球場建設の可能性はあるか。

東京ドーム、大阪ドーム等の大規模スタジアムは、スポーツのフィールドであるだけではなく、国内外の著名なアーティストのコンサート会場等として利用されている。これを神戸に建設できないだろうか。 (1)大規模スタジアムの条件 スタジアム建設の条件を…

北神急行 事業譲渡問題(その3)

神戸市は、北神急行の高すぎる運賃を引き下げて、北神急行の利用者増を図り、神戸市北部の活性化を目指して、交通局が北神急行の経営を引き継ぐ方向で交渉を開始することで合意したと報道されている。 久元市長は、自らのブログ(「すでにあるインフラを活用…

神戸空港規制緩和合意

関西、大阪(伊丹)、神戸空港の役割を官民で決める「関西3空港懇談会」(座長=松本正義関西経済連合会会長)が11日、大阪市内で開かれ、神戸空港の運用時間と発着枠の規制を段階的に緩和することで合意した。当面、夜間の運用を現行の午後10時から1…

都市の必然性

神戸は、古くは「大輪田の泊」と呼ばれ、瀬戸内海航路の要港であった。大阪湾は大小河川の運び込む大量の土砂で水深が浅く、大船の出入りが難しかった。このため、京への物資は大和田の泊で小舟に積みかえ、淀川を遡上する必要があった。大輪田の泊は瀬戸内…